奥田の剣道コラム

Number009 2021/08/13


 精華少年剣道クラブの剣道kids!フォロワーの皆さん!お元気ですか!?
夏の甲子園(こうしえん)、高校野球(こうこうやきゅう)がはじまりました。
私は小学生のころは、野球をしてました。その時の話しをします。ふだんの
練習用(れんしゅうよう)のユニフォームはなんともないんですが、試合用の
チーム名が入ったユニフォームの話しです。

 私はキャッチャーだったのですが、試合用ユニフォームはいつもとがう。
ゴワゴワとかたく、薄焼き(うすやき)せんべいみたい。きごこちワっルー!
とくに首(くび)のまわりがちがう。チクチクする!もうめっちゃチクチク!
ユニフォームのほつれた糸(いと)が、プラスチックみたいにとがってる!!
どの試合も、相手とたたかう以前(いぜん)にチクチクとのたたかいでした。
試合用ユニフォームは全員(ぜんいん)そうなんだと思ってました。ある試合
の日、ピッチャーのマサヒコのユニフォームをさわると、ふわりふわり、、
練習用ユニフォームと同じ手ざわり、、マッスンのもチカのもメケのも、、

なんでオレのだけかたい?いつもオカンがアイロンをかけてくれました。原因

をオカンにきくのはもうしわけなく思いました。オカンのアイロンがけが強
すぎるのが原因とかんがえました。だから自分でアイロンをかける事にしま
した。試合のたびにあつい温度(おんど)にしたり、ひくめの温度にしたり、、
でもとうやってもダメ。4年生、5年生とかたいユニフォームのままでした。

 今回は夏の怪談(かいだん)、「のろわれたユニフォーム」のお話しでし、、
ではありません笑。お母さま達はお気づきかもしれませんが、うちのオカン、
洗濯(せんたく)の時に洗濯のりをつかってたんです。しかもドボー!って。
いくらアイロンがけを工夫(くふう)してもアカンはずです。アイロンの前に
原因があったのですから。

 6年生になり「もうこのままかたいユニフォームはまずい」と思いました。 
とはいえオカンには言えず、監督(かんとく)にも言えず、そこで監督のオカン
に言う事に。「おばちゃん、オレのユニフォーム、なんでこんなにかたいの?」
おばちゃんは「お母さんがなぁ洗濯の時にのりをかけてはるんよ。だからこう
パリっとして、よごれもおちやすいから」。のり?しかも洗濯のりってナニ?

 ふわふわユニフォームを手に入れた時、もう最後の試合が近づいてました。
でも私はオカンを傷(きず)つける事なく、野球の一番の悩みが解決(かいけつ)
して、気持ち(きもち)はとてもはれやかでした。

後記 子供達の悩み(なやみ)はいろいろです。新型コロナの影響(えいきょう)で
子供からは剣道で一番大事な発声(はっせい)をするのが不安(ふあん)と言う声も
ききます。私も子供達にどう言っていけばよいのか、「声をだせ!!」と言う
しかないのか悩みます。「君が心配している気持ちはよくわかるよ」と、子供
の気持ちを共有(きょうゆう)する事、そこがスタートなのかなぁと思ってます。
という事で、今回は「面手ぬぐいのアイロンは自分でかけよう!!!」と言う
お話しでした。


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