クイズです。これ、なにかわかりますか?
「ハイー!はいはいはいはいはいはいはいはいはい、ハイー!」
わかった!?あかん?じゃあおなじ場面(ばめん)で、ちがう人ならこうです。
「ホエーン!ウェイウェイウェイウェイウェイウェイウェイ、ウェイー!」
わかった?あかん?もうー、最後のヒント、また、ちがう人ならこんなのも
「ウェーん!ウェンウェンウェンウェンウェンウェンウェン、ウェンー!」
正解(せいかい)は?
「メーン、メンメンメンメンメンメンメンメンメン、メーン!!!!」
そうです!剣道の切り返しの声です。稽古では初心者(しょしんしゃ)から
高段者(こうだんしゃ)の方までたくさんの方の切り返しを受けます。発声
(はっせい)にも個性(こせい)があっていいと思ってます。でも、上の3つは、
???と言わざるをえません。
大きな声で!!!剣道の場合(ばあい)は、けっして根性論(こんじょうろん)で
言ってるのではありません。 kids達には、これをちゃんとわかってほしいです。
私は子供の頃は野球をやってました。野球でも「声を出していこう!」って、
言って「オーウェいー!」「チョーエイー!」と意味がわからないものから、
「しまって行こう!!!」や「ピッチャー、ビビってるゾ!!」とか、でも
これは試合や練習のムードを盛り上げるための「声」ですね。ピッチャーが
直球(ちょっきゅう)をなげるのに「ストレート!」と言いながらは投げません。
バッターも「打っつ!!」と言いながらは打ちません^ – ^。
剣道は、打つ時に「メンッ!」と発声しないと1本にならないんです。だから、
先生が「声をだせ!」って言ってるのは、根性論で言ってるのではありません。
繰り返してしつこいけれども、 kids達はこれをちゃんとわかってほしいです。
先生はまた、「するどい声をだせ!」ともおっしゃいます。上の3つと、正しい
「メン」とくらべて下さい。口のカタチはどうですか?「メン」のときは口が
「とじて」ますね。マミムメモのマ行の音はくちびるをとじて発声する音です。
「ン」もそう。大きな声をだしてすぐにくちびるをとじるから「するどい声」
になるんです。打ちがボヨヨーンとなったり弱いkidsは発声にも原因(げんいん)
があるかも。だって、上の3つは口が開きっぱなし、するどい声にはなりません。
後記 「切り返しはその道場の看板(かんばん)」。館長先生がよくおっしゃる
言葉です。切り返しは決して稽古の準備運動ではありません。私が一度やって
みたい、というかやらせたい切り返しがあります。武士道シックスティーンの
シリーズの一場面です。主人公の女子高生が、小学生に切り返しを指導するの
ですが、道場の面積のタテヨコの長い方を使った切り返しです。本数を決めず
に、道場の長い方を使って端(はし)から端まで続けます。私も稽古ではそれを
真似した切り返しを受けてますが、本当は体育館の舞台の方から出入口に向か
ってやりたいんです。その方が、「子供達と竹刀を通しての会話(かいわ)」が
たくさんできますから。でも子供達はいやがるでしょうね、そんな長いのは、。
という事で今回は、私が稽古終わりの切り返しを誘った時に「もうやりました」
って言わんといて下さいね(T . T)って言うお願いでした。