奥田の剣道コラム

Number041 2023/02/18


フォロワーの皆さん!お元気ですか?木こりの老夫婦のお話しの続きです。雨の日におばあさんとおじいさんが訓練した突きの稽古が、山賊達の撃退につながった。それを見ていた少年は剣の修行に励む事を約束し「悪いやつらをたたき斬ります!」と宣言した。おじいさんは大きく頷いた。でもおばあさんはゆっくりと首を横に振った、、、その続きです。

少年「おばあさん、なぜです?」妻「相手より強い事は大事や。でものぅ、相手を斬れば相手の仲間や家族はどう思う?」少年「私を憎(にく)むでしょう。でもボクは負けませんよ!」妻「それじゃあ、その憎しみの連鎖(れんさ)はずっと続くのぅ?」少年は何も言えません。、、、少年「ボクはどうすれば良いのでしょうか?」妻「敵や悪い奴らに負けないように稽古しなされ」少年「ですからボクは剣の修行に励むと言ってるのです!」夫「ばぁさん、ボケたんかね?」妻「ボケてません。坊や、相手よりも圧倒的に強い力を持つために修行をするんや。でものぅ、その技をのぅ、刀をのぅ、使ったらアカンのや。斬ったらアカンのや。殺し合いをしても何も生まれへんやろ?」少年「ボクはどうすれば、、、」妻「あんた武士の子やろ?柳生の子やろ?明日の世界の行く道を、よう考えなされ」木こり夫婦の話しは以上です。

後記 先日、毎週帰っている実家の柳生に旅人として訪れました。柳生藩の家老屋敷の中にはこんな文章がありました。ざっくり紹介しますと「刀は人を殺す武器、そんな殺人剣はもう古い!武士の刀は抜かないのが理想!活人剣と云う考えが柳生十兵衛の門下生13,600人を中心に、江戸時代の柳生から日本全国へ広まった」とありました。私が子供の頃は、「柳生の子?剣道するんやろ?」体育の授業も木剣体操、、そんな「柳生=剣道」の考えが嫌で嫌でしようが無かったです、、そんな私に剣道を教える資格があるのか、剣の道を伝える資格があるのか、、日々悩んでおります、、、さぁ!稽古しよう!


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