奥田の剣道コラム

Number042 2023/02/24


フォロワーの皆さんお元気ですか?前回は木こりの老夫婦、おばあさんの「剣の修行に励むのは大切だが、その技や刀を使ってはいけない」「江戸時代、柳生十兵衛が武士の刀は抜かぬが理想、活人剣と云う考えを日本全国に広めた」その続きです。先日の稽古終わりの一コマです。6年と4年の男子がネットゲームの話で盛り上がってました。武器がどうとか、最強とか、。

私「もし最強の武器を手に入れたらどうする?」男子「絶対使う!」私「でも最強の武器って云うのは使うのは危険やろなぁ」6年男子「諸刃の剣(もろはのつるぎ)ですね」この6年男子、剣道も会話も切り返しが上手です^_^。「諸刃の剣」というのは刀(かたな)の刃(は)の部分が両方にある、そんな刀です。どっちに振っても斬れます。ですから刀を振り上げた時には、自分にも刃が向いているので自分も傷つくかもしれません(日本の武士が使う刀と違い、西洋の騎士が使うような刀です)。「諸刃の剣」とは「役に立つ物も、使い方によっては危険な物になる」と云う事のたとえです。

2022年夏、私は山口県、広島県を旅しました。山口では人間魚雷・回天の島、広島では平和記念資料館、呉(くれ)の自衛隊艦船を見学しました。平和記念資料館は小学校6年の修学旅行以来の訪問でした。小6の当時は見て絶句、「戦争は何をやってもええのか?日本は負けたからしようがない」そんな感想を持ったのを覚えてます。小6から55歳までの時を経て、色々な知識を得、経験も積み、改めて1945年当時の世界の最強の武器と向き合いました。「見る→資料を読む→また見る、また読む」そうか、1945年はこんな背景があり、この最強の武器が使用されたのか、、。

資料館の記述や私が得た知識をもとにざっくり纏めます。「日本の負けはほぼ決まっている、日本が降伏する前に、、」「アメリカは戦後の日本を他の国よりも優位に支配したかった」「膨大な資金を使って開発したのになぜ使わないのか!と云うアメリカ国民の声が高まっていた」「日本人なんかどうなってもいいという差別思想があった」、、そんな考えをもとに、アメリカはこの最強の武器を使ったようです。他方「アメリカ人やアジアの外国人の被害者も多数いた」「戦争とはいえ、一般人に危害を加えてはいけない」「戦争にもルールがある」という事も学びました。

後記 2022年の2月24日からちょうど1年です。子供達には、今、この世界の中で起きている事をきちんと正視して欲しいです。世界は広い、そして悲しいです。もしも「あなたは、なに人?」と聞かれたら、子供達には「地球人!」と答えてほしいなぁ。という訳で今回は「今も昔もおばあちゃんの言うことは正しい!」というお話しでした。さぁ!稽古しよう!


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