我が家の愚息(ぐそく、出来の悪い男の子、でも可愛いと言う意味)が、小さい
頃、言いました。
子「パパ、ピザって10回言って!」
私「ピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザ!」
子「じゃあここは?」(と言いながら、体の一部を指差す)
私「ひざ!」
子「ざんねん、ひじでした」、って言うやつです。
じゃあ剣道ではどうでしょうか?ひざ?ひじ?剣道の稽古ではひざ!のうら、
の事をよく言われます。ご存知ですか?ひざのうら。だいぶ前に、館長先生に
稽古をつけていただいた時です。
先生「跳ぶという意識が強いからか、構えでひざが曲がってます。姿勢よくスッ
と立たないとダメです。、、がみを伸ばして!」
奥田「ナニがみ?ですか?」
先生「ひ、か、が、み、です。ひざのうらの部分です」
この時、私は初めてひざの裏の部分を「ひかがみ」と言う事を知りました。
中高生の剣道なんか見てますと身体能力任せの部分もあり、ひざを明らかに
曲げて跳ぼうとする、飛ぶ?子がいます。小学生への指導でも、「踏み込め!」
よりも「とべ!」の方がわかりやすいので、ついつい「とべ!」がでてしまい
ます。とぶ、だと体は上下しますが、もちろん剣道は体の上下はダメですね。
更にアカンのは、ひざが曲がって、その上にかかとも完全に浮いている、状態。
これも中高生でよく見ます。
スッと立った状態のまま平行移動で打突する、、言葉にすれば簡単ですが、
背中が曲がったり、首が落ちたり、なかなか上手いこといきません。せすじ
を伸ばし、ひかがみ伸ばし、美しい剣道を目指していきたいと思ってます。
尚、剣道指導要領は「ひざは曲げず伸ばさずの状態に自然に保つ」とされて
ます。
後記 またまた稽古停止期間になりました。子供達のテンションはどうですか?
正直なところ、以前は稽古停止で「ホッとした」時期もありました。でももう
こんな状態が繰り返されると、いつもの日常がホンマ恋しくなります。稽古が
再開された時に「素振りしてたかっ!?」って子供達にまっすぐな気持ちで聞け
るように、私も素振りをしたいと思ってます。全国大会予選までたった4カ月!