ハーイ!剣道kids!保護者の皆様!元気にしてますか?コロナ禍が続きます、
というよりもwithコロナでこの生活様式が続きますね。マスク、消毒、間隔を
十分開けて、、もとはコロナ禍で稽古が出来ない中、精華の剣道kidsや保護者
の方とのつながりを求めてはじめた剣道コラムです。コロナ対策をした上での
稽古が定着してきました。逆に言うとこの剣道コラムの存在意義ってナニ?
と思わざるを得ません。という訳で「今回で剣道コラムの発信を終わります」。
と、ここまで読まれた方はどう感じましたか?
私のひねくれた性格をよくご存知の方は「ハイハイ、奥田さん、今日は4月1日、
そうきましたか。私には通じませんよ。」と仰るのか、あるいは
「えっ!終わり?」私を信じてこのコラムを楽しみにしてくださる方がいれば、
そのように感じてもらえたかも知れません。そうであれば本当に感激です。
表現の違いはどうであれ、信じた?信じない?どちらかにわかれると思います。
仮にですね、
前々号で「コロナ禍での稽古再開も定着してきましたね」、とか
前号で 「withコロナの中、剣道コラムを続けるかどうか迷ってます」などの
記載があればどうでしょうか。もし、そういう「前フリ」があれば、今回の
「剣道コラムは終了」を信じてもらえる確率が、少しは上がると思います。
剣道でも同じです。いくら良い面打ちをしている子供でもなかなか1本になら
ない、、いくら小手が上手な子供でもなかなか小手が決まらない、、。先程は
「前フリ」と言いましたが、剣道では「技前(わざまえ)」と言います。打突の
前にやらなアカン事がありますよ!っていう話しです。大人の方には、打つ前
の攻め、でわかるかも知れません。でも子供達にはもう少しわかりやすく説明
した方がいいですね。
「先に打った面が惜しかった。相手も面を警戒してるから、面と同じ軌道で
小手いったら決まるかも」 「強い小手2本見せて、手元攻めてから面にいくと
決まるかも」 「相手は面に自信を持ってる。攻めて面を打たせて胴を抜こう」
つまり、このような駆け引きがないといくら良い打ちでもアカンという事です。
剣道は「かけっこ」が速い子よりも「鬼ごっこ」の上手な子が強くなる、と
ある本に書いてました。「かけっこ」は「よーいドン!」で走って終わりです。
なかなか1本が決まらない子の剣道は、試合の中でずっと「かけっこ」をして
いるイメージです。「はじめ!」で「よーいドン!」、「わかれ!」でまた
「よーいドン!」、お互い決まらず仕切り直して「よーいドン!」。
これに対して「鬼ごっこ」の上手な子、駆け引きが出来る子はどうでしょう?
「よーいド」で打ったり、「よーいドン!」で先に打たせてから打ったりして
いるわけです。
「よーいド」で打つ、かけっこならフライングですが、剣道では「起こり」を
打つ、と言います。先に打たせてから打つなら応じ技です。剣道は試合の中で
何度も「よーいドン!」の機会があります。試合で強い子はこの「よーいドン」
の前の技前を、自然と、あるいは意識しながらやってるんだと思います。
後記 偉そうに書きましたが、私も小学低学年の試合では「先に打て!!」
こればっかり。高学年には「鬼ごっこ」剣道の面白さをわかってほしいです。
くれぐれも「当てっこ」剣道にならないように願いします。この剣道コラム、
まだまだお伝えしたい事があるので続けます。ご感想、ご批判、何でも結構
ですので、こそーっとお伝え下さい。読者のお声が私の報酬です。